2010年2月13日土曜日

人生

今日は書店で『生きカ』という、稲盛和夫さんの本を読んでみました。京セラとKDDIを創業した経営者で、人生の哲学について述べています。「人生・仕事の成果=考え方×熱意×能力」これは、人生をよりよく生き、幸福という果実を得るにはどのようにしたらよいのかとうことの方程式であります。熱意、能力にはマイナスはありませんが、考え方にはマイナス、プラスがあります。考え方次第で人生や仕事の成果というものはマイナスにもプラスにもなります。またこの中には松下幸之助さんのダム式経営の講義での話もでてきました。ダムを持たない川は大雨が降れば洪水をおこし、日照りが続けば水が枯れて水不足をおこす。だからダムを造って水をコントロールする。これを経営にもあてはめた話だが経営も景気の良い時こそ、景気の悪い時のために蓄えておく、そうゆう余裕のある経営をすべきだという話でした。そこにいた中小の経営者からは不満の声が広がっていた。そんな余裕がないから毎日悪戦苦闘している。余裕があったらだれも苦労しない。聞きたいのはそのダムがつくれるのかと…。その後一人の男が不満をぶつけ、ダム式経営ができれば理想だが、現実はそれができない。どうしたらそれができるのか、その方法を教えてくれなければ話にならないと食いついた。それに対して松下さんは「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけども、ダムを作ろうと思わんとあきまへんなあ」とつぶやいたそうです。この「思わんとあきまへんなあ」の思うことの大切さは改めて実感。思いは始まりであること。まだまだ話は続きますがためになりました。

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